惣菜勝手レポート(7/8)
7.インスタ映え
どこの企業を見ても惣菜売場に惣菜商品の盛付例は掲載されていない。例えば、主婦があなたのお店の惣菜商品を購入して、食卓に並べたとしよう。そのままの状態でテーブルに並べる主婦はどのくらいいるだろうか。逆にそのまま並べたとして、旦那さんはどう思うだろうか。そこで、大事なのは見栄えなのである。主婦が自宅に持ち帰り、皿に移し替えて食卓に出す。そのときのアドバイスとして盛付例を掲載すると、販売点数もアップする。人間誰しも考えたくない動物。考えなければそれに越したことはない。主婦のストレスを解消してみてはいかがだろう?
最近は、飲食店などでもインスタ映えするように盛付を工夫して提供するようにしているが、スーパーマーケットでも、そろそろインスタ映えをターゲットに施策を打ってみてはいかがか。惣菜部門でも、「この商品とこの商品で野菜を加えると、こんなに豪華に見えます~」など、販促活動にも活用でるのではないか。一部、他部門では豪華に盛り付けたり、かわいく盛り付けたりして、お客様の目を引く盛付を目にするが、こと惣菜部門に限っていうと皆無である。むしろ、惣菜関係者は苦手といっても過言ではない。
インスタ映えする商品そのものがあってもよいし、盛付例でインスタ映えする商品があってもよいし、そこには時代を読む力と工夫が必要である。