水産部門の再生が商機を生む(4/6)
スーパーマーケット経営支援セミナー第一弾
水産部門の再生が商機を生む
4.低迷する水産(鮮魚)部門の再構築
業態の「垣根」の崩壊
GMS、SM、CVS、Drgなど、それぞれの業態での取り扱い商品や販売方法の特徴をもち、お客さまの信用・信頼を勝ち得ながら事業成長を遂げておりました。
しかし高齢化・少子化、人口の減少、経済の低迷など「限られたパイ」の争奪戦は熾烈を究め、「食」においては異業種・飲食業、ネット販売なども参入を行い、「業態の垣根」を越えたマーケットの争奪戦が始まっております。CVSも生鮮品を取り扱う新たな分野へと参入を進めています。
同じ商品を取り扱い「業態」としての差別化は通用しなくなりつつあります。
食品SMの「役割」の再構築
『業態の「垣根」の崩壊』により「地域密着」の食品スーパーとしての、「地域における役割は何か」を再度真剣に考える必要があると思います。地域によっては、「近いだけの来店目的」ではCVSの方が優位な場所もあります。
「地域密着」、「食の購買代行業」、「夕食含め、食の問題解決業」としての役割・機能強化が重要と考えます。
「商品」自身の差別化
やはりそのためには、取り扱っている「ひとつ、ひとつの商品」がライバルよりも優る(勝る)必要があります。メーカー品はどこでもメーカー品であり、CVSの惣菜化商品・PB商品に追い付き・追い越すのも至難の業をいえます。
食品スーパーの特徴、料理食材の原点=生鮮品はどうなのか?
「水産(鮮魚)部門」の再構築
商品の視点においては、「簡便化」・「即食化」・「惣菜化」という課題を各部門抱えていらっしゃると思います。
今回のセミナーでは、食品スーパーとしてのマーケットへの存在価値をあえて原点に立ち返り、差別化としての「素材」に焦点をあて、さらに「魚離れ」や事業としての「収益」に悩んでいる「水産(鮮魚)部門」をテーマに取り上げます。
お客さまに喜んでいただくため、事業としても改善させるために、何か皆さまのヒントになれば幸いに存じます。
目次:
- はじめに
- 低迷する水産(鮮魚)部門の現状
- 本当に、魚離れが進んでいるのか
- 低迷する水産(鮮魚)部門の再構築
- 水産部門政策と商品部に求められる力
- 「水産部門の再生が商機を生む」のご案内