こんなときだからこそやらなければならない食品スーパー店長の3つの仕事!(その3)

こんなときだからこそやらなければならない食品スーパー店長の3つの仕事!(その3)

■こんなときだからこそやらなければならない店長の3つの仕事!(その3)

3.店舗目標/部門目標/個人目標の明確化

①共通の目標設定

組織づくりの3要素の中に「共通の目標」がある。メンバーが同じ方向に向かせるためには「共通の目標」が必要なのである。

では、よい共通目標を作るためのポイントとは何か。有名なのがSMARTの法則である。

  • Specific=具体的、わかりやすい
  • Measurabl=計測可能、数字で
  • Agreedupon=同意して、達成可能な
  • Realistic=現実的で結果志向
  • Timely=期限が明確、今日やるなど

でも、これではメンバーにはわかりづらいし、伝わりづらい。何よりモチベーションが上がらない。
それでは、良い目標とはどんな目標だろうか?

  • ワクワクすること
  • みんなで考えること
  • 何とか頑張ればやれそうなこと

これであれば、入社したてのメンバーにもわかりやすく伝えることができます。

——————-<ワクワクする目標 事例>——————-

会社の販売目標1か月600パックだ。

このメーカーの辛子明太子をたくさん売ると、メーカーから金一封がもらえるんだって。

全店1位で10万円、2位で5万円、3位で3万円だって。

みんなどうする。現金でもらえるので、お金をもらったらみんなに還元できるよ!

会社からの目標をいくら上回ったかで競うそうです。

みんな、どのくらい上乗せさせる目標にしようか。

<みんなで考える+何とか頑張ればやれそうなこと 事例>

みんな、どのくらい上乗せさせる目標にしようか。

「普通に考えれば1日15PKくらいかな」

「POPを付けたらどうだろうか」

「2か所で展開したらどうですか」

「いや3か所に展開したらどうだろう」

「セールストークを考えたらいいよ」

「とびっきりの演出も必要だよね」

そうしたらどれくらい売れる?

「20人に1人は難しいかもしれないけど40人に1人くらい買ってもらいたい」

「じゃあ、お客さんが一日に2,000人来るとしたら1日50PKくらい売りたいよね」

「少し余裕を見て70PK発注しよう」

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 このように自分たちで考えるからやり遂げるのであって、上司から言われた目標をただ実行するだけであれば、目標数値はおぼつかない。
まずは期初に自分たちの目標をつくって、店舗メンバー全員で共有して見える化していくことが必要である。
そこから、アイテムまで落とし込んでいきながら、ワクワクする何とか頑張れば達成できそうな目標をメンバー全員で考える仕組みをつくってもらいたい。

②期初の店舗目標/部門目標/個別目標設定

店長は、1年間の目標を店舗と部門、個人別に設定させる。会社から与えられた定量的目標(数値予算)はあるはず。それを達成するための定性的目標を立ててほしい。

特に店舗/部門目標は、メンバーを巻き込みながら、企業から与えられた数値目標を達成するために必要な目標を設定する。

また、メンバーが必ず見る(見える)場所に掲示することが望ましい。当然、期中の進捗確認と期末の結果の確認は必要である。

こんなときだからこそ、共通の目標を設定して一致団結して取り組んでいくことが必要でしょう。

 

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