ロス改善レポート(2/8)

ロス改善レポート(2/8)

2.食品スーパーのロスの現状

下の図2をご覧ください。

こちらは新日本スーパーマーケット協会の「平成29年スーパーマーケット年次統計調査」から引用し加工した

  • ロス率と売上構成比
  • 売上規模別に推定したロス金額(単位:万円)
  • ロス率が0.2%改善した場合の改善金額(単位:万円)   になります。

図2

loss_column1-2

会社全体でのロス率は 4.0%[ ロス率=ロス額÷売上 ]ですが、一般的にスーパーマーケットの粗利益率が 20%台であること(売上の約1/4しか残らない)を考えると、大きなインパクトがあることが分かります。

そして、そのロスを部門別にみてみると、

  • ロス率 : 惣菜 10.4%、水産 9.0%、畜産 6.0%、日配 3.5%
  • ロスの相乗積 : 惣菜 1.08、水産 1.04、畜産 0.83、日配 0.65

と、惣菜・水産、ついで畜産・日配のロスが大きくなっています。

 

 

目次

  1. 「 ロス改善 」は食品スーパーの永遠の課題
  2. 食品スーパーのロスの現状
  3. 代表的な3つのロス(値引き・廃棄・機会)
  4. ロス率を改善するには
  5. ロス改善のストーリー
  6. ロス改善に取り組む前に
  7. 効果の上がるロス分析とは?
  8. 不要なロスは、信用もロスする