「2018年度 建設業新入社員講座」開催レポート

「2018年度 建設業新入社員講座」開催レポート

平成30年4月5日(木)に「スクール2018 新入社員講座」をアットビジネスセンター東京駅にて開催いたしました。

ニッコンスクールとして平成19年より続く本講座は、今年も例年通り企業規模や業種に拠らず、様々な建設会社様より多数のご参加をいただきました(本年度実績:7社29名)。

要点を端的にまとめた講義に加え、演習やゲーム等を交え、受講者が体験を通じて学習することで、理解度や実務への応用度が高まるよう努めました。

受講者は、最初は社会人としての自覚が弱い部分も感じられましたが、講座修了後には学生の雰囲気は薄れ、明日からの業務に意欲と責任を持って臨むよう改めて決意した様子でした。また、他社の社員と交流することでも、多くの気づきを得たようです。

講座の内容

  1. 社会人としての心構え
  2. ビジネスマナーの習得
  3. 建設業界の基礎知識の学習
  4. 「施工ゲーム」による、建設業実務の疑似体験
  5. 社会人としての決意表明

講座の要点

1.社会人としての心構え

これから職業人生を始める上で、社会人としてあるべき心構えを共有した。

学生と社会人を比較しその違いを議論することで、社会人にふさわしい意識や行動を具体的に解かりやすく示した。

2.ビジネスマナーの習得

最初にビジネスマナーがなぜ必要なのかを整理し、ビジネスマナー習得の必要性を確認した。
次に、身だしなみ、あいさつ、名刺交換などの個々のビジネスマナーの作法や注意点を解説し、明日から実践できるよう練習を反復した。

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「名刺交換の練習」の様子

3.建設業界の基礎知識の学習

建設業界の市況の推移や事業の特徴など、現場で教える余裕はないが、実務を行う上で前提となる知識を学習した。

馴染みある業界と建設業界とを比較することで、受注・請負産業、総合産業等への理解を深めた。

4.「施工ゲーム」による、建設業実務の疑似体験

営業→設計→積算→契約→業者発注→施工→検査の建設業の一連の実務の流れを疑似体験する「施工ゲーム」を実施した。

チームで役割分担し、力を合わせて施主の要望通りの構造物の建設を目指すことを通じて、業務を速く正確に仕上げる重要性やチームワークの大切さを実感した。

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「施工ゲーム」の様子

 5.社会人としての決意表明

最後に、長い職業人生の第一歩を踏み出す決意と明日からの業務に対する意欲を発表した。


ビジネスマナーを身に付けることで、専門能力の習得と発揮に集中できるようになります。また、建設業界の基礎知識を学ぶことで、それを基に自身で知識を深められるようになります。
本講座を通じて、受講者の皆様が社会人としての好スタートを切ることのお役に立てることに感謝し、彼らの今後の成長に期待します。
来年も同講座の開講を予定します。新入社員の順調な成長を願う建設会社様からの多数のご応募をお待ちしております。

セミナー担当講師

株式会社日本コンサルタントグループ 建設産業研究

経営コンサルタント 片桐 雄佑
経営コンサルタント 丸谷 正

関連項目