現地ローカルスタッフ及び日本人赴任者の育成研修

現地ローカルスタッフ及び日本人赴任者の育成研修

違う価値観を持ったスタッフ同士が協調して仕事を進めていくためには、お互いの仕事観や常識の違いを認識・共有することが前提となります。
その上で日本人マネジャーは業務上の「指示・命令」を徹底し、ローカルスタッフは「報告・連絡・相談」の義務を果たしていく必要があります。

アジア系外国人によく見られる時間感覚の欠如、希薄な帰属意識といった独特の気質などは日本的仕事の進め方とは相当の乖離がありますので、ローカルスタッフ研修では特にこのポイントを理解させる必要があります。

一方、現地スタッフを日常的に管理していく日本人マネジャーには通訳任せにしない語学的な努力は当然必要ですが、「現地スタッフをマネジメントして異文化の中でも業績を上げられるマネジメント力」が求められます。多くの企業ではマネジメント経験のない方々が赴任先ではマネジャーになるため、マネジャーは何をするのか、どのように人を動かすのか等、マネジメントの基礎を学んでいない方も多く見受けられます。赴任者研修ではマネジャーに求められる心構えとスキルについて習得いただきます。

研修の目的

ローカルスタッフ研修

  • 現地ローカルスタッフの基礎教育
  • 日系企業で働くビジネスマンとして最低限の仕事の進め方を理解させる
  • コミュニケーションの円滑化を図るためのポイントを習得させる

赴任者研修

  • 赴任者のベクトル合わせ
  • マネジメントの基礎理論・原理原則の確認と習得(リーダーシップとコミュニケーション能力の向上)
  • 赴任先におけるマネジメントとコミュニケーション(ローカルスタッフへの適切な指示・命令の仕方)

研修カリキュラム例

ローカルスタッフ研修(6.5時間)

研修オリエンテーション

1)講師、受講者の自己紹介
2)研修の目的ならびに進め方

1.仕事の心得と進め方(講義、Q&A、グループワーク)

1)日本企業で働くということ
2)仕事の心得と進め方
3)ビジネスマナーと身だしなみ

2.仕事の手順と管理(講義、演習、グループワーク

1)仕事の軸
2)時間管理の大切さ
3)指示・命令の受け方
4)報告・連絡・相談の仕方

3.ビジネス・コミュニケーション(講義、演習)

1)コミュニケーションの基本
2)コミュニケーション・ゲーム
3)上司、同僚とのコミュニケーション

4.研修のまとめ

赴任者研修(6.5時間)

研修オリエンテーション

1)講師、受講者の自己紹介
2)研修の目的ならびに進め方
3)診断結果のフィードバック

1.外部環境変化とマネジメント(講義、Q&A)

1)構造的変化への気づき
2)これからのマネジメントの視点

2.マネジメントの捉え方(講義、Q&A、個人ワーク)

1)管理者の役割とマネジメントの体系的理解
2)資源管理者としての私
3)組織とは何か

3.人を動かす知恵とスキル(講義、事例研究、ロールプレイング、Q&A

1)コーチングとティーチング
2)コミュニケーション
3)モティベーション
4)リーダーシップ

4.赴任先におけるマネジメント(講義、Q&A)

1)現地人の気質
2)マネジメントとコミュニケーション

5.質疑応答と研修のまとめ

関連項目


※プログラムは一例です。プロジェクトの企画・実施にあたっては当社の営業担当者がお伺いし、お客様の目的、対象者などを確認させていただいた後、オリジナルプログラムの設計をいたします。