「2016年度 建設業新入社員講座」開催レポート
4月7日(木曜日)、建設会社の2016年度新入社員向けの「建設業新入社員講座」を開催致しました。本研修は、11社から55名の方のご参加がありました。
前半では新入社員としてマスターすべきビジネスマナーを習得いただきました。後半では、建設業界の業務や工事の流れについて講義を行うと共に、その流れを体験するための「施工ゲーム」というシミュレーションに、グループワークとして熱心に取り組んでいただきました。
終始、和やかな雰囲気で進行し、研修終了時には受講生は気持ちを新たにし、明日からの業務に向けての意欲を高めることができたようでした。
セミナーの内容
- アイスブレイク
- 基本マナーとコミュニケーション
- 我々が働く建設業界とは
- 建設会社の仕事と業務を学ぶ ~施工ゲーム~
- まとめ
セミナーのポイント
1.アイスブレイク
所属企業の異なる5人でグループを組み、自己紹介の後、今日1日のグループ・スローガンや役割について話し合いました。それぞれ「真剣に」「笑顔で」「積極的に」「意見をはっきり」「時間厳守」などのスローガンを掲げ、研修開始時は無言だった受講者も次第に打ち解けて、会場内は明るい雰囲気に一変しました。
2.基本マナーとコミュニケーション
社会人のマナーの基本となる立ち姿勢、お辞儀、挨拶、名刺交換などについて講師が模範を示して解説しました。受講生も最初はぎごちない動きでしたが、受講生が互いにチェックすることで、自信を持って振る舞えるようになったのが窺えました。また、グループ対抗のマナーコンテストを開催しましたが、どのグループも一丸となって練習の成果を発表して頂きました。
3.我々が働く建設業界とは
建設業の仕事の流れとして、施主(発注者)、設計事務所、ゼネコン、協力会社、メーカーなどの役割や業務内容について説明しました。
また、近年、建設会社が設計施工一貫方式での受注を拡充してきた背景など、建設業界の環境についての問い掛けを行いました。高度な内容もありましたが、受講者からも活発な発表があり、大変頼もしく感じました。
4.建設会社の仕事と業務を学ぶ ~施工ゲーム~
調査・設計から竣工まで、建設工事の一連の流れを体験するために、グループ内で各人にゼネコン内の部署の役割を割り当て、業務ごとの成果品を作成する「施工ゲーム」に取り組んで頂きました。受講生にとっては初めての作業ばかりながら、講師のリードに合わせてグループ内で協力して進め、真剣に取り組んでいました。
5.まとめ
最後に、建設業界で働くことの面白さと、持つべき心構えについて講師から語りかけました。
受講者からは、本研修を通して自らに不足していることが分かったので、それを元にスキルアップしてゆきたいといった意見を聞くことができました。
ビジネスマナーや業務知識を学ぶだけでなく、チームワークとスローガン目標達成への取り組みを実践していただきました。会社や年齢は違っても、同じ建設業の同期の仲間との出会いがあり、受講者にとっては有意義な時間であったものと思います。
セミナー担当講師
株式会社日本コンサルタントグループ 建設産業研究所
経営コンサルタント 丸谷 正
■ 日本コンサルタントグループ 会社概要
- 【会社名】
- 株式会社日本コンサルタントグループ
- 【所在地】
- 〒161-8553 東京都新宿区下落合3丁目-22-15 ニッコンビル
- 【代表者】
- 清水秀一
- 【創 業】
- 1956年12月
- 【事業内容】
- 総合経営コンサルタント業(企業診断・改善支援、人材育成・能力開発、市場調査、地域開発、e-メールプロモーション・出版事業)
- 【事業所】
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