人材育成支援プログラム研究会 開催レポート

人材育成支援プログラム研究会 開催レポート

本研究会は、私ども日本コンサルタントグループが人材育成支援でご提供している実際の研修プログラム・使用ツール・事例等のエキスを1テーマ90分~60分でご紹介する目的で実施したセミナーです。

5月14日、26日、27日の3日間で計8テーマをご紹介し、各コースに企業の人材開発担当者、人事担当者、教育担当者の方々にご参加いただきました。

Aコース:人材アセスメント研修について ~演習事例のご紹介と期待成果~

コンサルティング部 執行役員部長 桜井 義男


事例紹介する桜井講師

このコースでは人材アセスメント、特にセンター方式のアセスメント研修について、研修の考え方、研修の構造、観察可能な能力と演習の種類、アセスメント結果の活用方法などについて解説いたしました。参加者とのやり取りを交えながら、一部実際の演習をご体験いただくことで具体的なイメージをお持ちいただけたと思います。

桜井講師から、研修後に報告する個人向けのアドバイザリーレポートと事務局向けのコンフィデンシャルレポートが提示され、研修のアウトプット(成果)の確認もしていただくことができ、参加の皆様も研修の全体像をつかんでいただけたようです。

私どもが提供するマネジメントスキル診断は、アセスメント(診断)目的のみではなく、研修を通じ、対象者の能力開発につなげる場としての機能も兼ね備えているマネジメント能力開発・実践トレーニングです。

Bコース:次世代リーダー育成プログラム ~標準プログラムと実施事例のご紹介~

コンサルティング部 企画プロジェクト室長 横田 恭一


質問に答える横田講師

このコースでは将来の幹部候補者(次世代リーダー)の選抜および育成に関する弊社のプログラムをご紹介しました。横田講師からはビジネスリーダーの選抜・育成の考え方として、経営シミュレーションにより経営知識(+スキル)を習得し、かつマネジメント能力を開発する場を設けることと、他者交流によりマインドを自ら育む場をつくることの必要性が話されました。

また実際の取り組み事例として、システムインテグレーターのA社、産業用部品メーカーのB社の事例の解説から、参加者の皆さんにプログラムの特長および全体構成、プログラムの流れ、使用するチェックシート等のツール類、研修受講者の声などを具体的にご理解いただきました。

次世代リーダープログラムは、これまでたくさんの教育機関から提供されていますが、問題として「選抜」と「育成」が連携していなかったり、「マインド醸成」という視点が欠けていることがよくあります。弊社の次世代リーダー育成プログラムは、貴社に最適なプログラムをご提供いたします。

次世代リーダーの選抜・育成プログラムのご紹介セミナーは福岡会場でも開催し、多数のお客様にご参加いただきました。ありがとうございました。

「次世代リーダー選抜・育成プログラム」セミナー開催レポート

Cコース:管理者育成研修の体系 ~MTSプログラムのご紹介~

コンサルティング部 MTS推進部長 塚越 茂

このコースでは弊社の管理職研修プログラム「MTS(=Management Thinking Study)」の特長やねらいをご説明いたしました。MTSは1994年の誕生以来、管理職を中心とした階層別・テーマ別における定番教育として数多くの企業にご採用いただいております。

塚越講師からは、MTSの狙いとして「知行合一」という考え方を示し、次の3つの特長について解説いたしました。

  • 「気づく」・・・気づきのトレーニングを重視
  • 「できる」・・・研修テーマに応じた最適な教育メソッドを提供
  • 「身につく」・・行動を習慣化させるしくみを提供

MTSプログラムは「役割に応じた行動変容を促し、成果につなげること」を目指しています。実践の起点となる行動変容のきっかけは、自分で「気づいたとき」に起きます。MTSプログラムは、「気づきのトレーニング」を重視し、「振り返る⇒気づく」というステップを繰り返し実施していきます。

Dコース:自分の強み発見と組織での活用 ~部下力の磨き方研修~

コンサルティング部 経営コンサルタント 本間 秀明


解説する本間講師

このコースでは「自身の強み」をキーワードとした中堅社員向けの研修プログラムの特長やねらいをご説明いたしました。私どもでは強みを発見するツールとして「Realize2」という診断ツールを使っておりますが、この診断ツールと研修の内容について中心に解説いたしました。

本間講師から中堅社員の役割、強みを活用する意義の説明の後、研修とRealize2の特長の解説をいたしました。本研修の特長は「ストレングス・ベースド・マネジメント」と「ポジティブ・エモーション」の2つです。

①「ストレングス・ベースド・マネジメント」

本研修会は、自らの強みを業務で活用することを基本にして、「強み発見・活用ツール」を使いながら実感とやる気のある活動を起こしていきます。

②「ポジティブ・エモーション」

本研修会ではワークや対話を通じてポジティブ感情を味わうことを重視しています。

最後に強み発見ツール「Realize2」の解説を行い、アウトプット例をご覧いただき全体のイメージを持っていただきました。

強み発見活用ツール「Realise2」は社員一人ひとりが力を最大限に発揮し、イキイキ働ける職場を作り、エンゲージメントが高い組織を築くのが目的です。活力(=エネルギーが沸くか)、パフォーマンス(=良い成果が出せるか)、使用頻度(=使う頻度は適切か)という3つの次元から強み・弱みの測定を行うツールです。

Eコース:営業プロセスと営業スキルの改善 ~SPC診断の概要と営業強化研修~

情報産業研究所 経営コンサルタント 原田 明人


解説する原田講師

このコースでは弊社のソリューション営業力診断ツール「SPC診断」のご案内を中心に行いました。SPC( Solution Process & skill Check )診断は、ソリューション営業の活動プロセスに基づき、営業担当者の活動状況の強みと弱み、スキル発揮状況の強みと弱みを診断するものです。受診者は診断結果を自己改善の指針とし、ステップアップに取り組むことが可能になります。

原田講師から、SPC診断の設問肢や診断報告書(アウトプット)が提示されたことで、帳票の見方やSPC診断の活用法について参加者の皆様からの理解も深まったようです。

SPC診断の特長は次の3点です。

  • 特徴1:活動プロセスが基軸
    →SPC診断は業績という成果を得るために必要な、営業活動状況を定量化して診断します。
    →SPC診断は営業活動を6つのプロセスに分け、各プロセスごとに主要機能を選定して、その強みと弱みを分析し、改善点を明らかにします。
  • 特徴2:プロセスに基づくスキル把握
    →SPC診断では活動プロセスを効果的に進めるために必要なスキルを定義し、その発揮状況を診断します。
  • 特徴3:実績に裏づけられた客観的な診断
    →SPC診断は営業力強化の専門コンサルタントが開発し、多くの診断実績とデータを有しています。
    →SPC診断は第三者のモノサシを活用し、客観的な診断を実施することができます。
    →多くのデータから、営業のハイパフォーマーの特徴や、営業担当者のタイプなどが明らかになっているため、組織の特性・個人の特性に合わせた能力開発の視点を得ることができます。

Fコース:上司へ働きかけ、一歩前に踏み出す力の醸成 ~上司に『言う力』研修~

コンサルティング部 経営コンサルタント 長谷川 勇郎


解説する長谷川講師

このコースでは若手社員が現在抱えている組織や仕事上の悩みや不安を払拭し、「一歩前に踏み出す力」、とりわけ上司への「働きかけ力」を養成する研修コースのご紹介をいたしました。冒頭長谷川講師より、入社3年後の離職率の高さの問題、若手社員の社会人基礎力の不足の問題、コミュニケーション不足の問題等の提起がなされ、それらを背景とした研修プログラムである旨の説明がありました。

本コースの狙いは、

①自分の強みを再発見することで若手社員に自信を持ってもらうこと

②会社と仕事の魅力を再発見することで将来への不安を払拭すること

③上司への働きかけ方を学ぶことで血の通った対人能力を身につけること

④研修を実務に連動させることで実践力を鍛えること

を目的にしています。

本研修は「下から上」、若手社員から上司への働きかけ方に焦点を当てている点が特徴です。

Gコース:プレイヤーとマネジメントの効率的なバランス
~プレイングマネジャー研修~

コンサルティング部 経営コンサルタント 池田 篤彦

このコースでは、プレイングマネジャーという現状に立ち、原因分析ではなく少しでもマネジメント比率を上げる現場力向上を目指したコース内容について解説をいたしました。

現代のマネジャーは、プレイヤーとしての責任も担っており、現場における業務量は日々増える一方です。さらに、短期的な目標にどうしても意識が向いてしまうため、部下や後輩を指導をする余裕がなく、自らがメンバーの業務をカバーするような活動をしてしまいがちです。そこで、プレイングマネジャーとしての目的や役割をもう一度考えなおし、単なるプレイヤーではなく、マネジメント業務をより多く担えるような方向性と具体策を打つ必要があります。

私どものプレイングマネジャー研修は、知識付与・原因分析型ではなく、対話・議論・ロールプレイングを通じた気づき促進・実践型の研修を目指したアクションラーニング型の研修コースです。マネジャーとプレイヤーの仕事バランスに正解はありません。それぞれの置かれた状況を振り返りながら、少しでもマネジメント比率を高めるための行動変容を促すための工夫がされています。

Hコース:女性管理者30%時代への挑戦 ~女性の力を引き出すマネジメント力研修~

コンサルティング部 パートナーコンサルタント 孫ちょんす


解説する孫講師

このコースでは、女性の活躍を推進するマネジメントのあり方についての研修コースをご紹介いたしました。研修で目指すのは「自身のマネジメント力で女性部下を活かし、組織全体でさらなる成果をあげること」にあります。
そのため研修では、

  • 自分の仕事価値観とマネジメントスタイルを知る
  • 女性部下の考え方を知る
  • 実践を通して具体的なマネジメント手法を身につける

ことを目的として、ロールプレイングやワークを織り交ぜながら理解を深めます。研修の主な内容は次の通りです。

①仕事に対する価値観を知る

②男女の違いを知る

③チーム内での女性の活かし方

④部下への接し方

⑤ケースワーク

今回は上記のいくつかについて参加者同士で話していただいたりして研修の進め方についてイメージをつかんでいただきました。

孫講師からは、女性部下との関わり方について具体的な例示があり、参加者の皆さんは熱心にメモを取りながら聴講いただきました。

■ 日本コンサルタントグループ 会社概要
【会社名】
株式会社日本コンサルタントグループ
【所在地】
〒161-8553 東京都新宿区下落合3丁目-22-15 ニッコンビル
【代表者】
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【創 業】
1956年12月
【事業内容】
総合経営コンサルタント業(企業診断・改善支援、人材育成・能力開発、市場調査、地域開発、e-メールプロモーション・出版事業)
【事業所】
札幌、北東北、仙台、福島、新潟、東京、名古屋、金沢、大阪、福岡
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