「能力診断を活用したベーシックマネジメント研修体験セミナー」開催レポート

「能力診断を活用したベーシックマネジメント研修体験セミナー」開催レポート

3時間でわかる研修体験セミナー 開催レポート
「マネジメント能力診断を活用したベーシックマネジメント研修」

11月24日(水)に3時間でわかる研修体験セミナー「マネジメント能力診断を活用したベーシックマネジメント研修」を開催いたしました。
セミナーでは、本研修のねらいと特長を説明し、出席者の方にマネジメント能力診断『BMA』(BASIC MANAGEMENT ANALYSIS)と研修で行うワークを行っていただきました。

研修のねらいと特長

1.研修のねらい

本研修は、管理者がマネジメントについて体系的に理解し、研修実施後に具体的な行動変容に結びつけることをねらいとしています。

「マネジメントとは何か」について、はっきりと答えられる管理者が少ないのが現状です。言葉の定義ができていなければ、具体的な行動に落とし込むことができません。そのため、管理者が組織目標を達成するためのマネジメントを行うためには、言葉の定義から、管理者の業務、スキルなど基本的な事柄について体系的に理解することが必要です。

やらされ感のある研修では、いくらマネジメントについて知識を得ても職場での行動に結びつきません。本研修では、管理者に求められる行動や意識について診断(BMA)を実施し、現状を把握します。自身でマネジメント行動をチェックして強み・弱みを認識することで納得感が得られ、求められる役割や責任、自分自身に足りない部分を意識し、それを基に研修を受けることで、具体的な行動変容が期待できます。

2.研修の特長

ベーシックマネジメント研修は、“MTSベーシックコース”という基本プログラムがありますが、BMAの診断結果からお客様の弱い部分に焦点を当てて、それを強化するためのプログラムを設計することが可能です。事前診断で強化すべきポイントを明確化することで、研修の効果をより高めることができます。

研修は、受講生が「思考」し、「議論」し、「表現」しながら進める主体的・能動的な学習スタイルを採用しています。マネジメントに対して自分自身で考え、グループ討議で人の話を聞いたり、自分の意見を述べたりすることで納得感をより高めるためです。

学習プログラムは、単元ごとに最初に事例研究を中心としたワークがあり、ワーク終了後、補完する意味で講義があります。講義において講師は、ファシリテーターとして受講者に質問を投げかけながら答えを導き出す参画型の研修であることを特長としています。

研修体験の様子

本研修は4部構成で、各単元に事例学習があります。セミナーではその中から3つのワークを行っていただきました。

ワーク① 自分にとっての仕事観を考える

本来、研修の事前に行い提出する「自分にとって仕事とは何か」の課題に取り組んでいただき、出席者の方が現在担当している業務内容を合わせて発表していただきました。

この学習のねらいは、管理者として自分自身の仕事に対する視点を明確に持つことです。仕事に何を求めているか、何をモットーに仕事をしているかを改めて考えて、明確に意識します。そして、自分自身を振り返るだけでなく、部下に仕事観や価値観を考えさせ、それらに多様性があり、管理者として受容していくことの重要性を認識することが求められます。また仕事観を刺激するとモチベーションにつながることからも、このワークを行う意義があることを講師から説明しました。

ワーク② コミュニケーションの障害要因を考える

「自分が意図していることの何割を言葉に表現できると思いますか」、「自分が言ったことの何割が相手に伝わっていると思いますか」。講師は実際の研修と同様のスタイルで参加者に質問をしながら、コミュニケーションの基本について説明。その後、ワークで自身の職場におけるコミュニケーションの障害要因を考え、発表していただきました。

専門用語・略語などの言葉に関するもの、役職などの立場により受け止め方の違いや人間関係によるものなど、出席者の業種や組織の特性により様々な意見が出ました。

ワーク③ 部下を動機づける言葉を考える

管理者は人を動かす知恵とスキルを身につけなければなりません。人を動かすには言葉の力が大きく影響します。部下のやる気をなくす言葉を無意識に使っていることを認識し、逆に動機づける言葉を使うことにより部下のやる気を高めることが重要です。

この事例での学習は、上司と部下が会話するVTRを見て、問題点を指摘し改善策を検討するものです。どのように言い方を変えれば部下がやる気を起こし、主体的に指示に基づいて活動するか、グループでシナリオを考え、ロールプレイングを行いました。

VTR事例で上司の態度や言葉の使い方が悪いことはわかっていても、どう言い替えればよいか、なかなか適切な言葉が浮かばないという声があがりました。シナリオづくりにより、具体的な言葉を考え、ロールプレイングを通じてそれを部下に伝えることで、実際の職場で活用できることをねらいとした事例研究の有効性を感じていただけたようです。

受講者の感想

ご参加いただいた受講者の方々からは、以下のようなご意見をいただきました。

受講者の声(抜粋、要約)

  • マネジメントの基本的な考え方から、貴社の研修スタイルまで学ばせていただき勉強になりました
  • 研修体系が想像できて参考になった
  • 短い時間であったが、基本的な進行(運営)が理解できた

当日、ご多忙の中ご来場いただいた皆様には改めて感謝を申し上げます。
今後も、人材育成に関するセミナーを開催いたします。
詳しい情報については、こちらのHPでご案内いたしますので、ぜひご覧ください。

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