2022年度 建設業新入社員講座 開催レポート

2022年建設業新入社員講座 開催レポート

2022年4月15日(金)に「2022年 建設業新入社員講座」を東京都中央区の会場にて開催いたしました。

建設業に入社された新入社員向けに特化した本講座は、今年で14目を迎えました。
今回は関東、中部エリアを中心に総合建設業、専門工事業など様々な工種の企業様よりご参加をいただきました(今回は12社33名様)。

本講座の特長は、以下3点です。

  • 社会人としてのあいさつや言葉遣い、コミュニケーションの取り方など実習を通じて社会人としての必須マナーを身に付けます。
  • 建設業界のしくみや業界の現状を知り、建設人としての意識を高めます。
  • 施工ゲームを通じて建設業の具体的な仕事の進め方や知識を学び建設業界で働くことの意義ややり甲斐を醸成します。

講義では要点を伝えるに留め、主に演習やゲーム等を通じ身に付け、または受講者が体験することで、実践に活かすことができることに重きをおいた講座設計としています。

講座の冒頭部分では、まだ学生の雰囲気が残っている受講者もいらっしゃいましたが、講座が進むにつれて社会人らしい表情や言動に変化していきました。また、他社の社員との交流により、多くの気づきと繋がりも得たようでした。
今回は開催日が4月中旬で、またご受講者の中には社会人経験がある方がいらっしゃったこともあり、内容の一部については復習、再確認の場ともなりました。

 I. 講座の内容

1. 社会人としての心構え
2. ビジネスマナーの学習
3. 建設業界の基礎知識の学習
4. 「施工ゲーム」による建設業実務の疑似体験
5. 社会人として決意表明

II.講座の要点

1.社会人としての心構え

このパートでは、ホテル業出身のコンサルタント今泉 真木子が担当させていただきました。
社会人としての自覚と責任を持ち、働くための心構えを理解し、仕事に向き合う姿勢を個人ワークとグループ討議によって学んでいただきました。

2. ビジネスマナー、仕事のすすめ方の学習

このパートでは、講師から「なぜビジネスマナーが必要なのでしょうか。」「そもそもマナーとはなんでしょうか。」「なぜマナーは守らなければならないのでしょうか。」という、問いかけからスタートしました。個人ワーク、グループワークを通じ、ビジネスマナーの必要性について考えました。発声・挨拶・お辞儀・名刺交換の基本を講義で学んだ上で実際に演習を行い、体験しながら少しずつ身に付けていきました。
仕事のすすめ方では人間関係とコミュニケーションの重要性、指示・命令、報連相については実際に新入社員がミスを起こしやすい事例を通して「なぜそうするのか」という理由を理解し、模範的な行動を学びました。

3. 建設業の基礎知識

ここからは、建設業界出身のコンサルタント菅原 政郎が担当させていただきました。
建設業の特徴や法令、仕事内容、工事の5大管理項目であるQCDSEについて、基本知識を学び、受講者が今後身を置く建設業の展望について考えました。

4. 「施工ゲーム」による建設業実務の疑似体験

建設業の基礎知識を踏まえ、建設業一連の流れを「施工ゲーム」を通じ体験しました。
「営業→設計→積算→契約→業者発注→施工→検査」といった建設業の業務全体の流れを、グループで協力して、発注者の要求通りの構造物を納期までに安全に竣工することを目的にして、業務を早く正確に仕上げる重要性と大切さを体感していただきました。

■講座全体の満足度

91%の方が非常満足・満足

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■講師の教え方について

89%の方が非常満足・満足

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■受講者の方の声(抜粋、要約)
【講座全体】
・建設業に特化した内容で良かったです。
・他セミナーと違い、体験することが多くて理解が深まりました。
・進め方が「講義」したことを「実際にやってみる」流れであり、自分で確認しながらできたため分かりやすかったです。
【ビジネスマナー、仕事のすすめ方】
・社会人としてのルールやマナーなどを本、資料で学ぶより実際に講師の方々を通して教えていただいた方がわかりやすかったです。
・今泉講師はとてもパワフルで明日から見習って挨拶しようと思いました。
・具体的なケーススタディで再度、報告・連絡・相談の重要さを認識しました。
【建設業の基礎知識、施工ゲーム】
・建設投資は日本経済に大きく影響を受けることを投資額の推移の話しで理解できました。
・様々な会社、業種の人と協力して仕事を進めるなど、建設業界の特徴が理解できました。
・施工ゲームはとても楽しかったです。ゲームしながらグループの皆と考えながらやれてとても勉強になりました。
・1人でやるよりも仲間と協力するほうが正確にでき、協力の楽しさ、大切さを感じました。
・チームワークの重要さと協力して一つの物事を進める難しさが分かりました。
・現場監督して実務に近いことを学べたのでとても楽しかったです。
・やってみることで深く、実際の仕事の流れがよくわかりました。工程表などの資料作成が学びになりました。
・積算の役割を担当したが、正確に材料を拾うのはとても難しかった。実務では正確さは特に気をつけて心がけていきたいです。
・トラブルなどが起こり、スムースに進まなくなることがわかりました。ゲームでも大変だったので、実際はもっと大変でミスは許されないと思いました。

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