中長期的企業戦略としての生産＆物流拠点の整理統合

工場アセスメントとリニューアル計画策定コンサルティングは、下記の項目を重点においた取組みを行います。

コンサルティングのねらい

• 各拠点の稼働状況と『生産ポテンシャル（潜在的生産能力）』の再評価
• 各拠点の生産設備（建物、設備、生産機械等）の劣化度、改修必要有無の再評価と対応方向づけ
• 各拠点の工場運営管理システム上の課題（品質管理、衛生管理、生産管理、設備管理等）の再評価と対応方向づけ
• 企業の中長期的マーケティング展開を踏まえた生産・物流体系への方向性検討

個々の詳細調査ではなく、現地実査を踏まえた『概要調査・診断と中長期展望及び重要度・優先度による取組み行動計画策定』を目的とします。

工場アセスメントの実施項目

1. ハード的アセスメント
   ①建物・付属設備等（含むユーティリティー）
   ②生産機械設備等
   ③品質・衛生関連設備等
2. ソフト的アセスメント
   ①工場計画（立地、規模、生産・出荷体制）
   ②生産管理システム（現状と新規製品対応性）
   ③品質管理システム
   ④衛生管理システム
3. 各拠点別ポテンシャル評価と中長期的課題と整理

コンサルティングステップ

ＳＴＥＰ１：事前概要調査

• モデル工場視察調査
  ・調査項目、調査方法、評価基準設定
• 調査詳細実施計画立案
• 類似工場事前調査
  ・ベンチマークする類似・先進事例工場の選定と情報収集

ＳＴＥＰ２：調査仮説の設定

• 工場建物・構造、設備系（耐震性、設備老朽度、劣化度）
• 機械装置系
• 生産システム系
• 工場計画系

ＳＴＥＰ３：現地実査

• 工場敷地、建物配置状況
  受配電、下水処理施設
• 工場建物、構造物等
  建物別構造、老朽度、改修必要有無、製品倉庫
• 施設・設備関連
  空調、照明、上下水系統、電気系統、冷蔵・冷凍庫等
• 作業室別清浄度区分
  『清浄区域、準清浄区域、汚染区域』と管理状況
• 生産ライン状況
  製品群別生産ライン、工程フロー概要、新ラインへの変動対応性
• 品質管理設備状況
  品質管理関連機器の設備及び管理状況
• 衛生管理設備状況
  衛生管理関連機器の設備及び管理状況（トイレ、AS他）
• 労働安全設備状況
  作業者の危害防止、安全関連機器の設備及び管理状況
• 清掃・洗浄・殺菌設備状況
  清浄・洗浄・殺菌機器の設備及び管理状況
• 福利厚生設備状況
  更衣室、休憩室、食堂等
• その他関連設備、什器備品等の管理状況

ＳＴＥＰ４：中間報告

• 現状調査結果と全体方向づけの打合せ

ＳＴＥＰ５：最終報告会

• 全体報告書策定
  ・拠点別アセスメント評価とリニューアル計画
  ・全体の生産・物流体系
  ・Business Continuity Plan、Due Diligence
• 最終報告会

工場アセスメントの成果物

1. 各拠点の劣化度を踏まえたリニューアル（更新、補強等）基本構想
2. 中長期的生産・物流体系（全体、各拠点間ネットワーク）基本構想
3. HACCP＆GMPを踏まえた品質・衛生管理システムの改善実施計画
4. B.C.P(Business Continuity Plan；事業継続計画）策定　災害対応の取組み基本構想
5. D.D(Due Diligence；事業評価）