センター方式アセスメント研修

センター方式アセスメント研修

センター方式アセスメント研修(標準プログラム)

センター方式アセスメントとは・・・

センター方式アセスメントとは、管理職が直面するであろう課題状況を演習形式で設定し、研修参加者がその中で与えられた役割(たとえば○○支店長)をどのように演ずるかを、専門のアセッサーが観察、記録、分析をし、マネジメントに必要なスキルと管理適性を評価する人材診断の代表的な手法のことです。
日本では30年以上の歴史がありますが、診断に主眼を置いたものから、能力開発にウェイトを置いたものまであります。

本研修はアセスメントの精度を落とすことなく、①即時フィードバックによる“気づき” と ②“能力開発トレーニング”の要素を取り入れた実践的なマネジメント能力開発コースです。シュミレーション形式の演習に取り組みますので、臨場感のある模擬体験から得られる高い学習効果が期待できます。

センター方式アセスメントの活用例

  1. 管理職への昇進・昇格の判定材料となる信頼性の高いデータを得ることができます。
  2. 将来の幹部候補生を選抜する際の客観的な判定材料を得ることができます。
  3. 能力特性を分析することで人事ローテーションのデータとしての活用とともに、適材適所を実現する基礎資料とすることができます。
  4. 能力特性を知ることで新たな自己発見とキャリア開発の方向を検討するのに役立ちます。
  5. 強み・弱みといった能力の棚卸を行い、今後のマネジメントにおける能力開発課題の設定、能力開発に向けたアクションプランを作成し、自己開発に向けた第一歩を踏み出します。

スキルを効果的に身につけるラーニングメカニズム

本研修では、マネジメント能力を効果的に開発するための、3つのラーニングメカニズムをプログラム化しています。

1.アクションラーニング・・・普段の自分のままである役を演じてもらいます。うまくできたこととできなかったことを棚卸することから研修をスタートします。

2.クロスラーニング・・・周りの人は同じ役をどのように演じたか、お互いを観察し、交流することで多くの‘気づき’が生まれます。

3.セルフラーニング・・・洞察に必要となる理論(問題解決、リーダーシップのセオリー)を習得することによって、現状のマネジメント能力についての客観的な評価と開発の方向づけにつながり、良質な思考と行動が開発・強化されます。

本研修で行うアセスメント演習

集団過程演習「GD」 グループにある課題を与え、参加者全員のコンセンサスが得られるような形で解決することを条件づけた演習です。グループの課題解決に向けて、参加者が討議にどのように参画し、グループの課題達成に貢献していくか、課題達成的側面とグループプロセスの両面から言動を観察評価します。
合意形成プロセスを両面から観察することによって、個々人のコミュニケーション能力とリーダーシップ能力、意思決定・業務管理能力を客観評価するとともに、グループコンセンサスづくりとリーダーシップ発揮のあり方を体験的に学習します。

 

意思決定演習「IB」  特定の管理組織の責任者として、インバスケット(未決箱)に入っている未決裁案件(社内外からの連絡通信文)を制限時間内に決裁処理させる演習です。
案件は現実の管理業務で直面する様々なマネジメントシミュレーションが織り込まれています。マネジメント能力領域の中でも、特に問題発見力、要因分析力、判断力といった意思決定領域や計画力、統制力といった業務管理能力領域を客観評価するとともに、課題形成や仮説検証の思考法、組織的な問題解決に向けての組織統制のあり方について体験的に学習します。

 

対人折衝演習「IS」 インタビューシミュレーションとも呼ばれる面接ロールプレイング演習です。事例は部下の抱える悩みを探索して指導解決する「探索型事例」を使用します。
マネジメント能力の中でも、説得力・交渉力・傾聴力といったインターアクションスキル(対人交流能力)及び安定性・果断性・自律性などのメンタルスキルを客観評価するとともに、この演習を通じてカウンセリングマインドを駆使した態度変容の技法を習得し、日常的な部下指導・育成に有用な指導法を身につけます。

 

観察可能な能力

観察可能な能力

研修カリキュラム

【1日目】 1.マネジメント能力と仕事の生産性

1)仕事の成果とプロセス
2)付加価値創造のマネジメント
3)求められるマネジメント能力
・マネジメント能力の解説

2.演習①「意思決定演習~個人処理」

3.演習②「対人折衝演習」

※演習①と同時並行で別会場にて個々に実施

4.演習③「集団過程演習」

・グループ討議、VTRによる振返りと観察評定
・相互交流フィードバック

5.ミーティングマネジメントの技法

6.演習④「意思決定演習~グループ討議」

※演習①で個人処理したものをグループで討議
※代表案件について「考察」と「とるべき行動」を討議

【2日目】  7.グループ別発表と質疑応答8.問題解決7つのセオリー

1)合理的な意思決定プロセスと行動
2)改善・改革をもたらす思考方法

9.部下指導の進め方

1)「対人折衝演習」の振返り
2)VTRによる振返りと観察評定
3)相互交流フィードバック

10.自己開発計画の作成とフィードバック面談

1)自己開発実行計画書の作成
2)フィードバック面接

11.研修のまとめ

アセスメント・アドバイザリー・レポート(サンプル)

アドバイザリーレポート

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※プログラムは一例です。研修の企画・実施にあたっては当社の営業担当者がお伺いし、研修の目的、対象者などを確認させていただいた後、プログラムの設計をいたします。