ホテル総支配人(GM)養成研修
ホテルマネジメント全般を体系的に学習します
以下の問題を解決します。
- 将来ビジョンや経営戦略の策定・立案ができる経営幹部の育成ができていない
- ホテルマネジメント全般を体系的に習得できるプログラムがない
- マネジャー(管理者)の総合的なマネジメント能力が低い
- 経営革新や業務改善などのスピードに保有人材の能力が追いつかない
- ローコストオペレーションを背景に、職場レベルでの問題解決力が弱い
研修の特徴
- 今日のホテル業界における教育ニーズにきめ細かく対応した体系的なカリキュラム構成です。
- GOP管理、サービスマーケティング、料飲マネジメントなど業界特性を反映した内容です。
- 業界事例によるケーススタディ中心に構成された受講者主体のシンキングスタディ形式の研修です。
- 効率的学習と習得した知識の定着化を目的とした事前学習や到達度確認テストの導入により研修効果を高めます。
研修プログラム (計6回 12日間コース)
【第1回目】
【1日目】 | ホテル業界を取り巻く環境変化・ホテル業界のプロとしてホテル事業の歴史と現況を理解・習得する。 ・激変する環境変化に対応するために、経営戦略の重要性を理解する。・コースガイダンス・各受講者から本研修への抱負の発表1.ホテル事業の歴史と現況1)宿泊産業の歴史2)宿泊業界の動向 3)ホテルの事業特性 4)ホテルのチェーン化手法 5)ホテルの業態 2.ホテルを取り巻く環境変化 1)企業を取り巻く環境変化 2)市場環境の変化 3)ホテルを取り巻く環境変化 4)環境変化への対応 5)変革に向けての視点 3.企業理念と経営戦略 1)企業の存在意義 2)自社の存在意義 3)企業理念と経営ビジョン 4)経営戦略のフレームワーク 5)代表的な経営戦略論 6)私が描くホテルの将来ビジョン ・本日のまとめ |
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【2日目】 | ホテルビジョンとブランド戦略ブランド戦略は経営戦略そのもの、ホテルのブランド価値向上について考える。GMに求められる資質についても理解を深める。・前日の振り返り4.ブランド戦略1)ブランド戦略は経営戦略そのもの2)私たちがお客様に提供している価値とは
3)機能的価値と感覚的価値 4)ブランドを強くする4つの要素 ・継続性 ・限定性 ・独自性 ・同時代性 5.自社の「ブランド戦略」を考えてみる 1)グループごとに自社のブランド戦略を考える 2)グループ発表 3)意見交換 4)講師による講評 6.総支配人としての求められる資質 1)経営者の求めるGM像 2)GMに求められる基本知識 -ホテルの事業形態(所有・経営・運営) -ホテル関連法規 -経営組織論 ・第1回目のまとめ |
【第2回目】
【1日目】 | ホテルの計数管理(基本)ホテルも企業であり、GMとして企業会計、財務諸表の理解は必須である。経営分析、損益分岐点分析も習得する。・前回の振り返り・知識確認テスト(第1回目)1.アカウンティングの重要性1)経営における財務の重要性2)企業会計2.財務諸表の基本構造
1)貸借対照表 2)損益計算書と5つの利益 3)キャッシュフロー計算書 3.わが社の経営分析の実践 1)収益性分析 2)安全性分析 3)生産性分析 4.損益分岐点分析の実践 1)変動費、固定費への費用分解 2)利益図表と損益分岐点売上高 3)わが社の損益分岐点分析 ・本日のまとめ |
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【2日目】 | ホテルの計数管理(応用)企業として必要利益の確保、キャッシュフロー増加は最大の課題である。利益管理、キャッシュフローコントロールを理解する。・前日の振り返り5.GOPと部門別損益管理1)GOP(EBITDA)とは-投資家目線で経営数字をみる
2)部門別損益計算書の構造 3)売上、費用構造の分析 4)組織と責任および権限 5)部門別損益管理のポイント 6.キャッシュフローコントロール 1)わが社の資金繰表の解説 2)資金計画の策定 7.ホテルの予算実績管理 1)予算策定のステップ 2)予算制度の意味と予算教育 3)実績数値の読み方 4)予算策定のポイント 5)期中管理 6)決裁制度 ・第2回目のまとめ |
【第3回目】
【1日目】 | ホテルのマーケティング戦略①私たちのお客様は誰なのか、私たちの強みは何か、厳しい経営環境下で活用できるビジネスチャンスは何かなどについて理解する。・前回の振り返り・知識確認テスト(第2回目)1.マーケティング策定フロー1)マーケティングとは2)マーケティング戦略の基本
3)マーケティング戦略の展開 4)ホテルコンセプトの明確化 5)ポジショニングの明確化 6)全体戦略 7)競争戦略 8)マーケティング・ミックス 2.ホテル機能別マーケティング戦略事例 【事例:グループ演習】 ケース1:宿泊部門 ケース2:集宴会・ブライダル部門 ケース3:レストラン部門 ・本日のまとめ |
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【2日目】 | ホテルのマーケティング戦略②1日目で学習した内容を活用し、自社の機能別マーケティング戦略を策定し実務で役立てる。・前日の振り返り3.自社の機能別マーケティング戦略策定1)マーケティング戦略策定・宿泊部門
・集宴会部門 ・ブライダル部門 ・レストラン部門 2)グループ発表 3)意見交換 4)講師による講評 ・第3回目のまとめ |
【第4回目】
【1日目】 | ホテルのサービス向上と品質管理ホテルが提供するサービスも商品である。対価に見合ったサービス品質を保証するためサービス設計、品質管理について理解する。・前回の振り返り・知識確認テスト(第3回目)1.サービス・マーケティング概論1)ホテルが提供するサービスとは2)モノとサービスの組み合わせ
2.サービス向上と品質管理 1)サービスの評価と特性 2)サービスと品質 3)サービス品質の要素と満足 4)サービスの設計 5)サービスの品質管理と品質保証 3.サービス品質のマネジメント 1)サービス・マーケティング・ミックス 2)サービス・マネジメント・システム 4.サービス設計の体験 【サービスサイクル図展開表をつくる】 ・グループでサービスサイクル図を作る ・グループ発表 ・意見交換 ・講師による講評 ・本日のまとめ |
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【2日目】 | ホテルの生産性革新ホテル業において、生産性向上は永遠の課題である。お客様満足を機軸とした業務プロセス革新手法について習得する。・前日の振り返り5.ホテルの生産性革新1)サービス産業の生産性向上は国家的課題2)お客様評価を機軸とした生産性革新
6.業務プロセスの改善手法 1)作業分析の手法 2)作業改善の手法 3)品質管理の手法 4)生産性向上のための業務プロセス革新 7.業務プロセス革新に向けて 【業務フロー図を作成する】 1)業務改革へのプロセス 2)現状業務フローの作成 3)改善業務フローの作成 【現状及び、改善業務フローを作成する】 ・グループで業務フローを作成する ・グループ発表 ・意見交換 ・講師による講評 4)標準化とホテル運営マニュアル ・第4回目まとめ |
【第5回目】
【1日目】 | 総支配人の問題解決ホテルのあらゆる問題解決はGMの仕事である。問題解決手法の体系的理解を深め、実務において実際に役立てる。・前回の振り返り・知識確認テスト(第4回目)1.問題解決はGMの仕事1)問題解決の重要性2)問題意識と問題発見
2.論理的思考と問題解決 1)問題解決の全体像 2)問題のタイプと問題解決の展開ステップ 3.論理的思考 1)論理的思考の3つの視点 2)ファクト・シンキングとは 3)創造的思考法 4.問題解決の実践 【経営上重要な問題を問題解決する】 ・グループで問題解決する ・問題を発見する ・真の原因を究明する ・解決策を検討する ・改善計画を作成する ・本日のまとめ |
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【2日目】 | 現経営計画の重点課題実施計画書策定①現経営計画と重点課題を確認、重点課題の見直し実施策を検討する。重点課題実施計画書としてまとめ経営改善に役立てる。・前日の振り返り・現経営計画にもとづき各ホテルの重点課題実施計画書(改善計画)を策定する5.経営計画の策定ステップ1)経営計画策定のステップ
2)経営計画策定のポイント 6.自社の現経営計画を確認する 1)経営理念と基本方針の確認 2)将来展望とビジョンの共有 3)現経営計画を確認し、共有する 7.業績向上に向けた各ホテルの重点課題 実施計画書(改善計画)を策定する 【以下の手順に沿って、各受講者が自ホテルの重点課題実施計画書(改善計画)を策定する】 1)現経営計画の重点課題を確認する新たな問題発見をも含む 2)重点課題の確実な実施に向けた具体的方策を検討する 3)具体策に優先順位をつける 4)スケジュール化する 5)実施計画書としてまとめる ・第5回目のまとめ |
【第6回目】
【1日目】 | 現経営計画の重点課題実施計画書策定②重点課題実施計画書を各自発表し、意見交換、講評を通じてさらなるレベルアップを図る。講師によるフォローを行う。・前回の振り返り・知識確認テスト(5回目)1.重点課題実施計画書の発表2.意見交換
3.講師による講評 4.修正作業、及び講師によるフォロー ・本日のまとめ |
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【2日目】 | 現経営計画の重点課題実施計画書策定③重点課題実施計画書をまとめ、経営陣にプレゼンテーションを行う。本計画書を実行し、実際の経営改善に役立てる。・前日の振り返り5.午前:重点課題実施計画書まとめ6.午後:プレゼンテーション※ 経営陣に対するプレゼンテーション
※ 経営陣との意見交換 ※ 講師による講評 ・第6回目まとめ |
※プログラムは一例です。プロジェクトの企画・実施にあたっては弊社の営業担当者がお伺いし、お客様のご要望、目的、成果イメージなどを確認させていただいた後、オリジナルプログラムを設計しご提案いたします。