施工生産性向上・業務改善による働き方改革
建設業における生産性向上の動きは2種ある
(1)デスクワークにおける生産性向上の動き (いわゆる現場事務所内) |
(2)施工現場における生産性向上の動き |
改善の方向性は、以下の6通りといえる ①『省く』:ムダを省き仕事量を減らす ②『移す』:他部署への分業・後方支援 ③『育成』:個のスキル(処理能力)や自己スケジューリング能力をあげる ④『標準化・閲覧化』:過去のデータを容易に検索できる ⑤『ITツール』:ITツールなどによる省力化・自動化 ⑥『時間創出』:ムダな時間を省き効率的な時間を創りだす 毎日の施工現場が終わってから書類作成の時間が多く取られており、まずここから着手する企業が多い 生産性向上は、手順とその意味を理解し、目標期日を決めて取り組む |
【BIM】 形状の理解が早まり、発注者・設計者との合意形成が迅速化。また、施工手順の見える化により、安全の確保や手戻り作業の防止を実現しています。 【Pca化】 躯体工事を中心に各部材のPca化による生産性の向上が図られています。 【CIM】 設計情報や施工情報を一元的に管理し情報共有を実現。また、施工手順の見える化により手戻りなどを減らし、生産性向上を図ることができます。 【機械化・ロボット化】 トンネル建設の安全性向上、工期短縮、3K作業から解放されます。 |
コンサルティングステップ
STEP1:現状分析
現在使用中の帳票類を見せていただいたり、実務の状況を確認させていただくために弊社コンサルタントによるインタビューを行います。貴社プロジェクトメンバーも並行して、自身の業務の中で時間に関するデータを集めます。
STEP2:問題点の抽出・整理・モニタリング
集めたデータをプロジェクトメンバーとコンサルタントで整理し、今後、どのような業務改善を行っていくべきか、議論しまとめます。コンサルタントとプロジェクトメンバーは定期的に改善活動のPDCAを協議します。
STEP3:結果検証・継続取組
モニタリングで得られた検証結果を貴社内で共有し成果報告をいたします。報告が終わったのちは、プロジェクトメンバー自身が今後どのように生産性向上に取り組むか検討し、社内で継続推進していきます。
建設現場の生産性向上は、業務の優先度・重要度を現場監督の一人ひとりが理解し、計画化することで「今、優先すべき業務」を明確にし集中して取り組むことで実現できる。