病院職員の階層別研修

病院職員の階層別研修

社会人への意識の切り替えとビジネスの基本スキル体得

入社直後の研修は、「配属後の職務遂行が最低限できるようになる」ための解決手段です。ポテンシャル評価で採用された人材に対して、いかに社会人へ変容させるかが重要な視点になりますが、新入職員に求められる基礎知識、基本マナー、仕事スキルのインプット以前に、「心」の状態整理が鍵ではないでしょうか。
学習内容のスムーズなインプットと職場での円滑な発揮のために、私どもではレディネス形成を組み込んだ研修プログラムを実施しています。
(注:レディネスとは心身の準備状態のことです。レディネス形成が、されているかされていないかで仕事における現実ショックの受け入れ方が違ってきます。)

以下の課題解決に効果的です。

  • 組織人としての意識を醸成させたい
  • 組織人としての基本行動を学ばせたい
  • マナーやコミュニケーションスキルを向上させたい
  • 自律的な成長姿勢を身につけさせたい

研修の特徴

  1. 社会人としての基本知識・行動をわかりやすい講義と実演を繰り返し、身につくレベルにまで引き上げることを重視したプログラムです
  2. 基本的なマナーやスキルをインプットする前に、インプット内容の重要性と限界性を明示し受講者の内面を整理する、下地づくりに徹した納得性の高いプログラムです。
  3. 多くの演習やグループ討議の参画を通じて、チームの中で積極的に行動できる人材育成をめざすプログラムです。
  4. 最後のセッションでは事例研究を取り入れ、学んだことを総括的に復習する場を設けています。
  5. 研修の最後に、今後の目標・課題を明らかにすることにより、主体的に学び、行動する機会を提供しています。

コース内容

※組織の状況等に応じたカリキュラムを提供できます。

【1日目】  ~内面把握で自己理解を深める~

  1. 1.自己紹介
    1. 自分史による振り返り
    2. 他人に知って欲しい自分
    3. 素の自分を探る
  2. 社会人としての意識と役割
    1. 働く目的
    2. 学生と社会人の違い
    3. 会社組織
    4. 企業理念
  3. 今、自分の中で何が起きている?
 【2日目】  ~仕事の基本知識を習得する~

  1. 組織事情を理解する
    1. 仕事に対する組織
    2. 育成に対する組織
    3. 上司が困る新入職員の言動
  2. 仕事の進め方
    1. 仕事の軸
    2. 仕事の手順と管理
    3. 報告・連絡・相談
    4. 指示と命令の受け取り方
  3. こんな時どうする -仕事編-
 【3日目】  ~仕事での基本マナーを習得する~

  1. ビジネスマナー
    1. ビジネスマナーの目的と必要性
    2. 第一印象の重要性
    3. 言葉づかいと正しい敬語
    4. 挨拶とお辞儀
    5. 名刺交換
    6. 歩き方と座り方
    7. 席次の基本
    8. 来客応対と訪問応対
    9. 電話応対とeメールの礼儀
  2. こんな時どうする -マナー編-
 【4日目】  ~仕事の基本スキルを習得する~

  1. 仕事を円滑にする対人能力
    1. コミュニケーションの基本
    2. コミュニケーションの阻害要因
    3. コミュニケーション実習
    4. 自己理解と他者理解
  2. 1仕事を円滑にする思考力
    1. 考える力
    2. 問題と課題
    3. 問題発見と解決に必要な姿勢
    4. 問題発見と解決の基本技術
  3. こんな時どうする-スキル編-
【5日目】 ~成長意欲を高め自らの目標を定める~

  1. 総合演習
    1. 事例研究
    2. 先輩からの声
  2. 自立型人材を目指そう
    1. 職業生活で大事な姿勢
    2. 夢をえがく
    3. 友情アドバイス
    4. 活動目標と行動指針の設定
  3. まとめ
    1. 研修の感想
    2. 決意表明

若手職員研修

周囲とのリレーション力を強化し、チームメンバーとして仕事に取り組む職員の育成!

以下の課題解決に効果的です。

  • チームワーク(協働)による仕事ができていない。
  • 仕事が個人本位の思考に陥っている。
  • 周囲とのリレーションを主体的にとっていない。
  • 本人の目標設定ができていない。

研修の特徴

  1. メンバーとしての意識を持たせ、具体的な協働活動を促すためのプログラムです。
  2. 他者への理解と自分の理解を通じて協働の必要性を1つ1つのステップを踏まえながら実感いただくことを大切にしています。
  3. 職場での問題解決を個々人で取組むことにより、職場での取組みや他者への支援依頼などのイメージを醸成し、他者との協力に対する意識を高める機会を提供しています。
  4. 仕事の棚卸と自己の振り返りができ、少し先のキャリア形成を考える良い機会を提供します。

コース内容

※組織の状況等に応じたカリキュラムを提供できます。

 【1日目】
  1. 仕事生活の振り返り
    1. 振返りシートによるライフラインチャート分析
    2. 自身の問題と課題の把握
  2. 組織からの期待・役割の理解
    1. 組織内外の環境
    2. 私たちのミッションと役割
    3. 担当する仕事の組織内での位置づけ
    4. 『報・連・相』ケーススタディ分析
  3. 先輩職員の経験からの学び
    1. 他者への理解
    2. 他者の経験の活用
  4. 協働による問題解決
    1. 職場における問題の共有化
    2. 問題を発症せしめる原因の特定
    3. 問題の解消を図るための課題設定
 【2日目】
  1. 自分を見つめなおす
    1. 自我の確認
    2. 自身のコミュニケーション特徴と課題
  2. 自己の形成過程の確認
    1. 私の履歴書の作成
  3. 自己成長のための目標設定
    1. 課題達成へのシナリオづくり
    2. グループ内発表

中堅職員基礎研修

中堅職員としての意識をもち、主体的に業務改善に挑戦する職員を育成する!

以下の課題解決に効果的です。

  • 自律的に行動する中堅職員を育成したい。
  • 中堅職員としての自覚をもってほしい。
  • 現場での問題解決力を高めたい。
  • 仕事・組織に対する自己の認識を高めたい。

研修の特徴

  1. 入社からこれまでを振り返り、中堅職員としての期待と役割、自己成長の軌跡を認識し、中堅職員としての自覚を促すカリキュラムです。
  2. 物事を考える姿勢の前提として、自らが求められている役割を認識し、主体的に仕事に取り組むという意識を醸成することを重視しています。
  3. 中堅職員に求められる物事を自分で考え、解決する際の基本的な「考え方・方法」を学び、自職場での問題解決につなげる行動をうながします。
  4. 中堅職員としての自己目標を立て、その実現に向けた行動を明らかにすることで、具体的に何をすべきかを整理でき、新たなる第1歩を踏み出すことができます。

コース内容

※組織の状況等に応じたカリキュラムを提供できます。

 【1日目】
  1. 組織への主体的貢献
    1. 環境変化への気づき
    2. 生き残る人材、淘汰される人材
    3. 企業とは
    4. 企業を取り巻く環境変化
    5. 組織と私たちの役割
    6. <事例>Aさんの仕事への取り組み
    7. 「組織のイメージ」
    8. 組織とは
    9. 目標連鎖の理解
    10. 私の目標と上位目標
    11. 私たちが考える中堅職員の役割
    12. 期待される中堅職員像
  2. 業務マネジメントの基本
    1. マネジメント・サイクルの実践
    2. <事例>Sさんの仕事の進め方
    3. P・D・Sの基本
    4. 時間管理のマトリックス
    5. 問題解決の基本 <事例>山田主任の問題解決
    6. 問題の種類
    7. 問題解決の主な技法と手順<事例>営業一課の検討会議
    8. 要因分析・問題解決の実践
    9. 職場の問題点の抽出・原因分析・対策検討・発表
 【2日目】
  1. チームプレイの発揮
    1. 交流分析(エゴグラム)
    2. 職場のコミュニケーション<事例>困ったMさん
    3. チームプレイの重要性
    4. 事例:報告・相談
    5. 上司と後輩へのサポート
    6. 後輩への支援・指導
    7. 他部門への働きかけ
    8. 折衝と説得のポイント
    9. 他部門からの依頼
  2. 中堅職員としての新たなスタート
    1. キャリア開発へ向けて
    2. 生涯学習とキャリア開発
    3. チャレンジシート計画の作成
    4. 自己分析
    5. チャレンジ・シート作成
    6. 解決課題の発表(決意表明)

リーダー育成研修

将来のマネジャー職として、早い段階でのマネジメントの理解が必要です!

以下の課題解決に効果的です。

  • 職場目標達成のための中核的な存在として認識が弱い。
  • 業務遂行上の問題解決の当事者意識を高めたい。
  • 部下や後輩の指導・支援スキルを強化したい。
  • 早期にマネジメントを理解し、意識した行動を定着させたい。

研修の特徴

  1. チームにおけるマネジメントの基本的知識と行動が体系的に学べます。
  2. 研修を通じて主体的に物事の取り組みができるように自ら考え、行動するためのシンキング・スタディ型(※)のプログラム構成です。
  3. 実践で応用できるケーススタディを中心にしたプログラムです。
  4. 事前学習をもとに、研修導入場面で確認テストを行うことにより、研修への心構えと深い理解を促すことに配慮したプログラムです。

コース内容

※組織の状況等に応じたカリキュラムを提供できます。

<2日コース>

【1日目】 【2日目】
  1. ・研修オリエンテーション
  2. ・基礎能力テスト
  3. 組織への主体的貢献
    1. 環境変化への気づき
    2. 組織と私たちの役割
    3. 〈事例〉Aさんの仕事への取り組み
  4. マネジメントの基本
    1. マネジメントサイクルの実践
    2. 〈事例〉Sさんの仕事の進め方
    3. 問題解決の実践
    4. 〈DVD事例〉山田主任の問題解決
    5. 〈事例〉営業1課の検討会議
  5. ・研修のまとめ
  1. チームプレイの発揮
    1. 職場のコミュニケーション
    2. 〈事例〉困ったMさん
    3. 上司と後輩へのサポート
    4. 〈DVD事例〉報告
    5. 〈DVD事例〉提案
    6. 〈DVD事例〉相談
    7. 他部門への働きかけ
  2. 4.自立型職員としての行動
    1. キャリア開発に向けて
    2. チャレンジ計画の作成
  3. ・研修のまとめ

管理職研修

マネジメントの全体像と役割を認識し、管理者行動の基本スキルを学ぶ!

以下の課題解決に効果的です。

  • マネジメントの基本を体系的に理解したい。
  • 部下への指導・育成についての具体的スキルをつけたい。
  • 管理職としての基礎的知識がない。
  • 管理職としての意識が薄い。

研修の特徴

  1. 事前にテキストを学習することで知識習得を前提とした設計としています。研修ではワークに焦点をあてて実践的なスキルを習得してもらいます。
  2. 事前レポートを作成してもらい、管理者としての役割意識を予め高めた上で研修に参加していただきます。
  3. ケーススタディ、VTR事例、シンキングシートなどを活用し、受講生が主体となって他者との交流の中から気づきを多くえるような研修スタイルを提供しています。
  4. ベーシック・マネジメント診断によってマネジメント能力を数値化し、マネジメント上の強み・弱みを客観的に分析することができます。
  5. 基本的な管理知識だけではなく、部下支援・指導の実践方法にまで開発をし、チャレンジシートなどを活用するなど、研修後まで意識をしたコース設計としています。

コース内容

※組織の状況等に応じたカリキュラムを提供できます。

<2日コース>

 【1日目】
  1. 研修オリエンテーション
  2. ・管理者基礎能力テスト
  3. 管理者としての出発点
  4. 管理者の職場運営
    1. (事前課題)私にとっての仕事とは
    2. (事前課題)私の担当組織目標
  5. 管理者としての立場・役割
    1. (ワーク)管理的業務と実施的業務
    2. (ワーク)私たちの主な役割
  6. 管理職の本来業務
  7. 計画的業務推進
    1. (DVD事例)課長の仕事の進め方
  8. 問題解決
    1. (ワーク)発想・思考の着眼点
    2. (事例)論理的思考のトレーニング
  9. 組織運営と部下育成
    1. (DVD事例)久保さんの不満
    2. (ワーク)仕事の委任の検討

(ワーク)部下育成の必要性

・1日目のまとめ

 【2日目】
  1. ・初日の振り返り
  2. 管理者の人を動かす智恵とスキル
  3. コミュニケーション
    1. (ワーク)職場のコミュニケーション
    2. (ワーク)職場における障害要因
  4. モティベーション
    1. (事例)A課長と4人の部下
    2. (DVD事例)部下を動機づける言葉
  5. リーダーシップ
    1. (事例)ある会議での出来事
    2. (ワーク)部下の成熟度とリーダーシップ
  6. 管理者としてのスタート
  7. 管理者に必要な6つの意識(感度)
    1. (ワーク)マネジメント能力診断
    2. (ワーク)チャレンジシートの設計
  8. ・研修のまとめ

※プログラムは一例です。プロジェクトの企画・実施にあたっては弊社の営業担当者がお伺いし、お客様のご要望、目的、成果イメージなどを確認させていただいた後、オリジナルプログラムを設計しご提案いたします。