なんでも相談【486号】
2018年7月11日
質問
地場の土木・建築工事を行う建設会社の役員を務める者です。最近、同じ地域で東南アジアへの進出を計画する同業者の話を複数耳にします。弊社も検討しようと考えてはいるのですが、全く知識も経験もなく、まず何から初めてよいのかわかりません。何か助言いただけないでしょうか?
回答
未だ具体的なことが何も決まっていない状況の場合、公的機関を活用し、大きなお金をかけずに色々と勉強してみるのがいいでしょう。現地視察に係る費用を補助する制度を設けている地方自治体がいくつかございます。それを活用し、先ずは現地を見てみるのが良いと考えます。次に、少し考えがまとまってきたら中小機構の国際化支援アドバイス制度を利用して、専門家の支援を受けながら具体的な事業計画を策定する方法があります。そして、進出国が決まったら、JETROの現地支援プラットフォームを利用して、進出予定国にて専門家の支援を受けながら、市場調査や事業提携相手を探すこともできます。
これらの支援を一環して行なう民間企業もあります。
公的機関の支援を受ける場合、どうしても申請手続きや事後の報告書などの手間は避けられません。そのため、少しお金がかかったとしてもスピードを重視し、民間企業の支援に依頼することも、選択肢の一つであると思います。
参考記事:
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