なんでも相談【461号】
2017年6月14日
質問
最近、工事部門から営業に異動になり、営業部の先輩から「営業は人脈作りが大事」と言われております。今まで、工事部門一筋だったので、どのように人脈を作ればよいかわかりません。アドバイスをお願い致します。
回答
建設工事は億単位の金額が動くだけに営業と顧客との信頼関係を醸成する意味で人脈などの人間関係づくりは大事な要素です。人脈を通して、情報を早期に入手することによって受注面、価格面、回収面で他社より優位に立つアドバンテージ(優位性)を取ることが重要です。
人脈を作るに当たっては、些細なキッカケも逃さずに人間関係づくりを能動的に行っていくことがポイントです。人間関係づくりの契機としては、主に次のようなものが挙げられます。
- 入社年度が同期(校友関係)
- 過去の同一職場、企業に勤務
- 出身地が同一
- 出身校が同一
- 趣味が共通
- 現住所、あるいは前住所が同一方向(居住場所)
- 業界団体関係
- 商工会議所、青年会議所関係
- 社会奉仕団体関係(ロータリークラブ、ライオンズクラブなど)
- 子供関係(PTA、スポーツ少年団等)
- 主要顧客との関係
- スポーツクラブ関係(ゴルフ、テニスなど)
- 官界、政界との関係
- 大株主との関係
- 系列会社との関係
- 金融機関との関係
- 協力業者、資材業者関係
特に施主・発注者や協力業者、資材業者などの工事担当者の時代に携わってこられた人間関係から広げていかれることも有効と思われます。
※掲載記事の無断転載を禁じます。