「攻守バランスマネジメント研修体験セミナー」開催レポート
3時間でわかる研修体験セミナー 開催レポート
攻守バランスマネジメント ~簡易診断から見える人事労務上の強みと弱み~
2月2日(水)に「3時間でわかる研修体験セミナー『攻守バランスマネジメント~簡易診断から見える人事労務上の強みと弱み~』」を開催いたしました。
セミナーでは、本プログラムと研修のねらい・特長を説明し、攻守バランスマネジメント簡易診断と労務管理教育で実施するDVD事例による学習を体験いただきました。
研修のねらいと特長
1.研修のねらい
「攻守バランスマネジメント」プログラムは、社員が意欲を持って働き、業績を上げることのできる職場環境と仕組みをつくることをねらいとしています。
攻守バランスマネジメントは、業績向上に必要な顧客満足(CS)の視点を組み込んだ人事管理を「攻め」、働きやすく、従業員満足(ES)度の高い職場をつくる労務管理を「守り」とし、両者のバランスをとりながら同時追求していく組織開発の要になる考えです。
企業が生き延びていくためには、業績を安定させなければなりません。そのためには、顧客満足を増大させることが必須です。しかし、現在、顧客満足度が高くても従業員が不満を持ちながら働いている職場であれば、継続して顧客満足を追求することが難しくなります。反対に従業員が働きやすい、居心地が良いだけの職場であっても従業員の意識が顧客満足に向いていなければ、業績向上に結びつきません。
そこで、CSを中核とした育成・評価・処遇の人事管理と、ESを中核とした働きやすさの基盤整備と労務リスク予防策などの労務管理の両者のバランスが重要なのです。
本プログラムには、教育研修・個別制度設計・総合診断の3つの商品ラインナップがあり、教育研修では概念的ではなく、実務的教育を行います。
2.研修の特長
本研修は、企業のニーズに合わせて設計します。カリキュラムは、「人事考課」、「OJT」、「モチベーション」、「目標管理」などの人事管理領域と、「ハラスメント対策」、「労務コンプライアンス」、「DVD事例による労務トラブル対処法」などの労務管理領域とを、自由に組み合わせて設計することができます。
事前に攻守バランスの簡易診断、必要であれば総合診断を実施し、人事・労務管理上の強み・弱みをデータで確認します。この診断結果から解決の方向性を確認した上で、効果的なカリキュラムが設計できる仕組みとなっています。
DVD事例、もしくは企業の人事労務事情をヒアリングしたオリジナル事例を用い、臨場感ある研修を実施し、実務的な対応力を身につけるのが特長です。
研修体験の様子
セミナーでは、参加者の皆さんに自社の攻守バランスマネジメント簡易診断を行っていただき、講師が診断項目について解説しました。また人事管理・労務管理上それぞれ優先すべき教育を説明した上で、労務管理教育で実施するDVD事例学習を体験していただきました。
1.攻守バランスマネジメント簡易診断のポイント
簡易診断は、人事管理および労務管理の成熟度を把握し、経営強化のポイントを明らかにするためのツールです。設問は36問あります。参加者の皆さんには、この設問に答えて結果を集計し、自社がどのような状態にあるかを確認いただきました。
設問は、悪い体質と良い体質が示され、自社がどちらに近いかをチェックするものです。講師がコンサルテーション現場で観てきた良い例・悪い例や、良い体質にするための施策を交えながら各設問の内容を説明しました。
2.人事管理・労務管理上で優先すべき教育
日本経済新聞社が実施した「働きやすい会社2010」における「これなら働きやすい」と考える会社のアンケート結果から、働く人が重視しているポイントを確認し、人事管理・労務管理上で優先すべき教育をあげました。
人事管理では、人事制度の成否を決定づける人事考課力を高める教育、労務管理では、労働時間、休日・休暇に関する労務コンプライアンス教育、セクハラ・パワハラ、メンタルヘルス対策に関する教育を優先すべきであると解説しました。
3.DVD事例による労務トラブル対処法
実際の研修では、受講者がDVDを視聴し、内容についてディスカッションをし、講師が解説を行う流れになっています。本セミナーでは、社員のメンタルヘルスに関する事例DVDを視聴いただき、講師によるメンタルへルスケア対策についての講義を体験いただきました。
労務リスクは近年の法改正の影響もあり、年々増大していること、個別労働紛争に発展すれば、企業の損失が多大であることを認識した上で、管理者として最低限知っておくべき労働法の知識教育を行うことや、問題の発生を未然に防ぐためのしくみづくりが必要であることについても触れました。
受講者の感想
ご参加いただいた受講者の方々からは、以下のようなご意見をいただきました。
受講者の声(抜粋、要約)
- CSとESを同時に向上させることが必要であることが参考になりました
- 攻守両面の具体的内容が明確に示されていてわかりやすい
- 事例を多く交えて進めてくださったので、理解しやすかった。お話のひとつひとつが参考になりました
- 攻守でどの部分が足りていないのかが把握でき、今後の計画の参考にしたい
- チェックシートの視点が分かりやすく、社内での諸制度確立の参考にしたい
- 人事管理と労務管理のバランスをとっていくことの重要性について体系的に理解できた
当日、ご多忙の中ご来場いただいた皆様には改めて感謝を申し上げます。
今後も、人材育成に関するセミナーを開催いたします。
詳しい情報については、こちらのHPでご案内いたしますので、ぜひご覧ください。
■ 日本コンサルタントグループ 会社概要
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- 1956年12月
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