2018年9月12日

なんでも相談【488号】

2018年9月12日

質問

入社2年目、現場で施工管理を担当しています。学生時代、景観に配慮したダム工事で現場作業のアルバイトをしたことがきっかけで、建設業に魅力を感じ、ゼネコンに入社致しました。仕事自体は、まだまだ現場の雑用が多いのですが、少しでも早く、現場をまとめる作業所長になれるよう必死に頑張っています。ただ、会社の先輩方をみていると、「この人のようになりたい」と思うような目標となるべき先輩が見当たりません。施工管理という仕事そのものはこれからも続けていきたいと思っていますが、このままではやる気も無くなってしまいそうです。この先も今の会社で続けていくべきか転職を考えるべきか悩んでいます。

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回答

もっと視野、行動範囲を広げてみませんか!

今回のご相談の文面だけでは、細かい御事情まではわかりませんが、転職は最終手段としましょう。今の状態で転職してもまた同じことを繰り返すことになるかもしれません。その前に、もう一度冷静に考えてみませんか。

まず今後、作業所長になるために、あなたがやるべきことは明確になっていますか。

例えば、10年後に一人前の作業所長になるとした場合、それまでの道のりを1年毎に区分してあなたの身につけておくべき知識・スキル・資格等を出来る限り具体的に書き出してみて下さい。

次に、もう一度考えて下さい。

今の会社で吸収できること、見習いたいと思う先輩は見当たりませんか。

「会社で目標とする先輩がいない」というのは、狭い範囲の人間関係だけで、決めてしまっている方に多い気がします。また、何でも出来る完璧な人はいませんので、「ここは○○先輩を見習おう、あの仕事は△△先輩を手本にしよう」などと、それぞれの先輩の良いところを見習うという視点を持ってみましょう。近くにいなければ、他部署にいないか探してみましょう。

このようにあなたが1年毎に設定した目標が明確になり、職場の先輩方の見方を今までと少し変えること、また、近場の人間関係だけでなく、部門を越えた交流も図ることで、今の会社に対する見方も変わってくると思います。まずは是非、実行してみて下さい。

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