福祉介護業向け研修プログラム

福祉介護業向け研修プログラム

不況時には採用(雇用)に有利と思われている「介護・福祉」業界においても最大の経営課題は、“人財(材)”不足です。その大きな事由が、安価な賃金や就労する現場が3K・4Kのイメージが強いことです。

新規採用が思うようにできない現状では、今いるスタッフの育成が大変重要な意味を持ちます。

現場リーダー研修

研修の目的と狙い

  • 目的
    マネジメントの基本(知識・スキル)の習得、特に職場の問題解決を通してマネジメントの基本を習得する。
    1)マネジメントの基本を体系的に学習する。
    2)職場の問題を抽出し、その問題解決に取り組むための基本的な考え方やスキルを学習する。
  • 狙い
    組織にあって、現場に運営上での責任者である「リーダー」としての役割・機能を再確認するとともに職場で使える事項を中心に管理・監督者としてのリーダーシップやメンバーとのコミュニケーションなどを習得・体得します。また、グループワークを通して、職場における共通課題の認識やその解決方法など学習します。

研修の基本的な考え方とすすめ方

本コースは、単なる知識提供を中心とする講義型の研修スタイルではなく、受講者一人ひとりが日常の活動の見直し等を想定した参画型内容とします。
研修は、“シンキング・プロセス”を大切に推進します。

  1. 講義は、極力少なくし、事例(VTR学習を含む)を中心に出来る限り各自が“思考し”“議論”“納得し”“演じる”ことに重点を置いた内容で進めます。
  2. ケーススタディ、グループワークを併用し、受講生が主体で進めます。
  3. 本研修は、基本編とした2日間、フォロー編として1日間の計3日間の研修スタイルとなります。

研修プログラム

 【1回目】
  1. ・研修オリエンテーション
  2. ・管理者基礎能力テスト
  3. 管理者としての出発点
  4. 管理者の職場運営
    1. (事前課題)私にとっての仕事とは
    2. (事前課題)私の担当組織目標
  5. 管理者としての立場・役割
    1. (ワーク)管理的業務と実施的業務
    2. (ワーク)私たちの主な役割
  6. 管理職の本来業務
  7. 計画的業務推進
    1. (DVD事例)課長の仕事の進め方
  8. 問題解決
    1. (ワーク)発想・思考の着眼点
    2. (事例)論理的思考のトレーニング
  9. 組織運営と部下育成
    1. (DVD事例)久保さんの不満
    2. (ワーク)仕事の委任の検討
    3. (ワーク)部下育成の必要性

・1日目のまとめ

 【2回目】
  1. ・初回の振り返り
  2. 管理者の人を動かす智恵とスキル
  3. コミュニケーション
    1. (ワーク)職場のコミュニケーション
    2. (ワーク)職場における障害要因
  4. モティベーション
    1. (事例)A課長と4人の部下
    2. (DVD事例)部下を動機づける言葉
  5. リーダーシップ
    1. (事例)ある会議での出来事
    2. (ワーク)部下の成熟度とリーダーシップ
  6. 管理者としてのスタート
  7. 管理者に必要な6つの意識(感度)
    1. (ワーク)マネジメント能力診断
    2. (ワーク)チャレンジシートの設計
  8. 研修のまとめ
 【3回目】
  1. 実践活動での課題
    1. 「実践活動報告書」からのまとめ
    2. ※問題点と現象面の違い
  2. 本質的問題点と問題点の解決法
    1. ※ メンバーにおける活動報告から2事例を取り上げ実践上での問題、問題解決のポイントを共通認識。
    2. ■成功事例(要因分析)
    3. ■失敗事例(要因分析)
    4. ※ただし、リーダーとして解決が図れる範囲
    5. ※グループ別発表(相互評価、講師コメント)
  3. 組織活性化のために
    1. ~人材の採用と育成(人材教育)~
    2. 1)採用上のポイント
    3. 2)育成のポイント
  4. まとめ ~競争原理と職場運営~

接遇トレーナー養成研修

今なぜ「接遇トレーナーの養成」が必要なのか?とその効果とは・・・

  • 顧客の法人・事業所選択理由1番目は「接遇」である。(介護・保育技術やしくみではない)
  • サービスの均一化。(ひとりの失態が法人・事業所の運命を決める)
  • リスクマネジメント対応。(殆どのクレームは接遇により解決できる)
  • 職員意識の活性化に連動。(法人・事業所全体の意識の高揚)

研修の目的と狙い

  • 目的
    介護・福祉の現場で最も必要と考えられる「接遇サービス」の指導者養成を図る。
  • 狙い
    介護・福祉サービスは究極の“人的サービス”と言えますが、最も遅れている分野でもあります。接遇サービスは、今後事業間競争が激化するなかで区別化の大きな要因であることは事実です。しかしながら、優秀な人材がそのまま指導者となることは困難であり、基本的な事項をきっちりと指導できるインストラクション技術を持った人材が必要となってまいりました。本研修では現場で接遇サービスを指導(技術面・精神面)できる「接遇トレーナーの育成」を狙いとします。

研修プログラム

【1日目】
  1. 研修オリエンテーション
  2. 時代にマッチした接遇とその重要性
  3. 介護・福祉サービス業における「サービス」の考え方
  4. 指導者としての心構えと基本姿勢
  5. 好感と信頼の持たれるご利用者様(ご家族)との接し方
  6. ロールプレイングの効果的な指導技法 
  7. 【以下、翌日までの宿題】
    「現場における接遇サービス面での課題抽出」
 【2日目】
  1. 事例研究(ケーススタディ)、ロールプレイング
  2. ロールプレイング大会オリエンテーション
  3. ロールプレイング大会
    1. ※各グループ別発表
    2. ※発表の仕方・コメントの出し方についての学習
    3. 課題の抽出(グループワーク)
    4. 共通課題の把握
    5. 発表(グループ別)
  4. サービス教育の種類と方法(指導技法別の特色と長・短)
  5. 1研修のまとめ
    ~日々実践、日々改革、そして継続~

接遇マナー研修

研修の背景

究極的な接触サービス業である介護・福祉事業において介護・保育技術(スキル)アップは当然のことですが、“接遇”に関しては、付帯的な位置づけにありました。介護保険施行後、サービス業としての認知が高まる中で、「接遇マナーサービス」に対するご利用者及びご家族の目が厳しさを増してきました。顧客満足度調査においても圧倒的に接遇に対する要望も多く、また、介護・福祉事業にかかわる職員の研修ニーズも“接遇”に対する希望が高くなっています。
また、経営トップの方々も事業の維持・継続のための大きな柱として接遇力アップがキーワードであることを理解しはじめました。

研修の目的と狙い

  1. 介護・福祉事業に携わる職員として保有しなければならない「サービス意識」「サービス技術」を習得・体得することを目的とします。
  2. 職員全員が「知っている」「分かっている」から“できる”レベルまで到達することを目的とします。
  3. 介護・福祉事業に携わる職員として、ご利用者様および家族に対し、基本接遇サービス範囲に関して、均一的なサービスを提供することを目的とします。
  4. 基本的事項ですが、改めて「職業人としての意識改革」と「基本マナーの徹底」を図ります。
  5. 研修受講後各職場において接遇サービスに対する風土づくりに向けての“きっかけ”づくりとなることを目的とします。

研修プログラム

 【プログラム】
  1. 時代にマッチした“接遇”の重要性
  2. 介護・福祉事業における「サービス」の考え方
    1. サービスの本質
    2. 他業種・他業界から学ぶサービス事例
  3. 好感と信頼を持たれるご利用者様等との接し方
    1.基本的要素
    2.やる気を表現する態度
    3.豊かな表現づくり
    4.キビキビと見える基本動作
    5.ハキハキとした言葉づかい
    6.きちんと見える身だしなみ
    7.基本動作トレーニング
    8.発声トレーニング
    9.接遇用語トレーニング
    10.挨拶トレーニング
  4. まとめ
    1.プライドを持って仕事をしよう
    2.行動計画の決意表明

ISO9001認証のための導入研修

法人・事業所の“品質管理”向上に向けて

  • 福祉・介護事業における“品質管理”とは
  • 第三者評価とISOとの相違点
  • 経営・運営に生かすためのポイント
  • ISO認証に向けての手順と課題

研修の目的と狙い

  • 目的
    ISO9001S認証に向けての基本的事項の学習
  • 狙い
    事業間における競争や顧客要求度アップなど事業体としての品質が問われています。ISOの手法を活用し事業体における「品質管理」の体制整備に向けた知識学習行います。

研修プログラム

 【プログラム】
  1. 福祉・介護事業における品質管理とはなにか
    1. 第三者評価について
    2. ISOについて
    3. 社会福祉法第24条「経営の原則」
  2. ISOとは・・・
    1. 品質マネジメントの8原則
    2. ISOの要求事項
    3. 品質マネジメントシステムモデル
  3. ISO認証取得にはどのようにすれば良いか
    1. 推進体制
    2. スケジュール
    3. 対象とする事業体と規格
  4. 認証取得のための留意点と経営への活用
    1. 法人・事業所内でしっかり議論して共通認識を持つこと
    2. 法人・事業所内での「業務ルール」とすること
    3. 顧客満足(CS)経営への展開
  5. まとめ
    ~ISO認証は目的ではない。目的は、顧客満足を得る為の日常業務の品質管理である~。

※プログラムは一例です。プロジェクトの企画・実施にあたっては弊社の営業担当者がお伺いし、お客様のご要望、目的、成果イメージなどを確認させていただいた後、オリジナルプログラムを設計しご提案いたします。