パート・アルバイトのランクアップシステム設計
パート・アルバイト社員(以下P・A)の戦力化は、一人ひとりの職務遂行能力を高め、より仕事にやりがいを感じてもらい、今以上に高いレベルの仕事をこなしてもらうことを言います。
そのためには、仕事の目標を明確にした評価制度が必要であり、出来具合に応じた賃金のしくみがなければなりません。また、育成の仕組みも必要であり、個人の意欲に任せるだけではなく、組織的な指導体制が求められます。
生産性向上のためのパート・アルバイトの戦力化
戦力化を成功させる5つのポイント
- パート社員化の方針《どう育て、どう活用するか》を明確にする
- 戦力化のためのしくみを明確にする
- 公正な評価と処遇を行う
- 責任者および社員の意識を高める
- 仕事環境を整備する
ランクアップ・システムとは
ランクアップ・システムとは・・・、
- 1人ひとりの従業員が、
- 「なにを」「どれくらい」身につけていかねばならないかを具体的に示し、
- 日常の仕事の中で自己啓発と上司の指導のもとでスキルを伸ばし、
- 達成度を定期的に確認し、
- 不足点は上司がアドバイスし、
- さらに上位の目標にチャレンジしていくことで、
- 必要なスキルの向上が図られる
上記のようなしくみを指します。
その結果、
- 自己啓発目標が明確になる
- OJTがしくみとして機能する
- 昇給と結びつけることで、スキルと時給の整合性が図られる
- 上司と部下、社員とP・Aのコミュニケーションが良くなる
ことを狙いとして設計するものです。
戦力化のしくみと6つのステップ
ランクアップシステム設計のコンサルティングステップ
STEP1:ランク分け | |
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内容 |
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STEP2:ランク別業務内容表 | |
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内容 | ランク別業務内容表はランク(難易度)別に求められる仕事や知識等を一覧表で示したものです。どのようなキャリアを経験し、ランクごとに、どのような仕事ができればよいのかを示します。 |
STEP3:指導ツールの作成 | |
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内容 | 各等級ごとに、教育訓練のためのマニュアルを作成する。マニュアルは、仕事の基準であり、だれが指導しても同じレベルを維持することが出来るためのツールである。戦力化の中では、入社して一人で動けるようになるまでのマニュアルが特に重要である。 |
STEP4:指導体制の整備 | |
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内容 | ランクごとの指導者を明確にしながら、P・A社員に不安のないようにしていく必要があります。指導で注意しなければならないのは、入社直後の導入時教育です。この時期の指導をきちんと行なうか否かで、P・A社員の定着と戦力化に差が出てきます。指導者に少なくとも1週間の指導プログラムを持たせ、新人を一人にさせることなくマンツーマンで指導していく必要があります。 |
STEP5:評価制度の必要性 | |
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内容 |
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STEP6:ランクアップと昇給 | |
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内容 | 時給の決定方法は、最低賃金、地域や職種の世間相場、募集の難易度などで決められますが、正社員に比べ、個人ごとの評価や昇給が公正に行われていない面があります。P・Aを活用していくためには、能力に応じた賃金格差が明確になっていなければなりません。各ランクの評価時期に、評価と面談を行い、達成度に応じて上位ランクへの昇格と昇給を行ないます。 |
※プログラムは一例です。プロジェクトの企画・実施にあたっては当社の営業担当者がお伺いし、お客様の目的、対象者などを確認させていただいた後、オリジナルプログラムの設計をいたします。